4. 電気装置への配線

 実際に分電盤やコンセントと電気装置を接続するには電線を用いる。なかでもコード、ケーブルは一般的に用いられる電線であるが、これらの電線と電気装置と接続するためには、それぞれの電気の特徴と許容電流について理解することが大切である。


コード(図3)

 コードは可搬型の電気機械器具に付属する移動電線などに使用するものであり、壁や床等に固定してはいけないことになっている。一般的によく用いられる、平型ビニルコードは定格電流は普通7A(心線O.75mm2)である。キャブタイヤケーブルに比べて軽易さ、可とう性に優れている。


ケーブル

 導体の外部にゴムやプラスチックの絶縁物を被覆した絶縁電線より、一層厳重に絶縁体を被覆し、さらに絶縁体および導体を外傷から保護するために、その周囲に保護被覆(外装)を施したものであり、室内の固定配線用には平型ビニル外装ケーブル(Fケーブル)がよく用いられる。定格電流は例えぱ、ビニル外装の厚み1.5mmで許容電流は19Aである。


キャブタイヤケーブル(図4)

 キャブタイヤケーブルは、600V以下の移動電気機器およびこれに類する機械器具に接続する移動電線に使用されるもので、コードに比べて摩耗、衝撃、屈曲に対して強度が大で、しかも耐水性を持っている。定格電流は太さによって異なるが、普通15〜25A(2〜3.5mm2)程度である。表3に配線に用いるコードおよびケーブルとその許容電流量の関係をまとめる。電気装置の電気容量とこの表をもとに、適正な配線コードまたはケーブルを用いるよう心掛ける。


電気配線に関する注意事項


  (1)適正なヒューズの使用

  (2)分電盤と装置の間に配線遮断器を設置

  (3)アースの設置

  (4)適正なコード、ケーブルの使用

     (i) 電気配線の固定には15A以上のFケーブルを使用(禁:平型ビニルコード)

     (ii) 床を這う配線にはキャブタイヤコード

     (iii) 永続的に設置する場合は伏せ板、塩ビチューブ等で保護

     (iV) 分電盤、遮断器等との接続にはケーブルの先端に圧着端子を使用

  (5)冷却水等の漏水対策

  (6)タコ足配線厳禁