(1) 眼の保護

 安全予防対策として最も重要な事は、適切な保護メガネを着用することである。レーザー保護メガネのJIS規格はないが、以下に保護メガネを選択するときに考慮すべき項目を記す。すべての波長領域に対応できる保護メガネはない。Arレーザーのように複数の波長を同時乗葦振するレーザーや、YAGレーザーのように基本波(1064o)とともに第身高調波(532o)、第3高調波(355m)を放射可能な装置もある。このように、保護メガネの選択に当たって、使用している波長以外の波長についても考慮すべきであり、それぞれの波長における光学濃度を製品の特性グラフ等を参考にして確認する。また、保護メガネの透過性について注意を払わないと、作業や、安全性などに支障をきたすことがある。このような観点から、通常作業用とアラインメント用とを使い分けることがより危険防止に役立つ。保護メガネには、プラスチックまたはガラス基材に吸収剤を添加するタイプと、基材表面に誘導体多層薄膜を設けた反射タイプとがある。プラスチック製の吸収タイプでは表面の傷防止コーテイングしたものが好ましい。反射タイプは傷により透過率が大きく変化するうえ、光線の入射角度により性能が変わるので留意する必要がある。