■研究のキーワード
A journey of a thousand miles starts with a single step and if
that step is the right step, it becomes the last step.
---Lao Tzu
このページではいくつかのキーワードを挙げつつ研究を簡単に紹介したいと思います.

管理工学講座の研究対象分野は主に、オペレーションズ・リサーチシミュレーション生産計画数理計画待ち行列組合せ最適化などです。これらは計算機科学基礎理論応用数理経営工学などとも深く関わっています。オペレーションズ・リサーチは第2次世界大戦中にUボートの探索を効率よく行うためになされた研究が始まりといわれています。コンピューターの始まりがミサイルの弾道計算に始まったように初期は軍事研究が主でしたが、今ではその研究成果は主に社会システムにおける効率化、たとえば企業経営や工場の効率化(経営工学)、ちいさいところではコンピューター内部の処理の効率化(計算機基礎理論)などに利用されています。

話は唐突に変わりますが、最近銀行のATMではATMにサービスを受ける直前まで一列で並ぶ並び方が採用されています。その形状からフォーク並びと呼ばれていることもあります。フォーク並びの場合、後からきた人に追い抜かれることがなく、精神衛生上非常によいのですが、その効果はそれだけではありません。フォーク並びの結果、各人の待ち時間の期待値が、バラバラに並んだ場合に比べて小さくなることが理論的に保証されているのです。これはオペレーションズ・リサーチの中でも特に待ち行列と呼ばれる分野の成果の一つです。

最近は携帯電話を持っている方も多いと思います.たくさんの人が狭い範囲で通信するときには異なる周波数帯(チャネル)を使わないと混線してしまいます.周波数帯の割り当て方の組み合わせはたくさんありますが,渋谷の街でも混線しないような上手な割り当てを見つけるのは大変です.たくさんある組み合わせの中から最適なものを選ぶ研究として組合せ最適化があります.こういったところにも応用されています.

新しい道具がなくても、ちょっとした工夫だけで、システムを使いやすくする。それが私たちの研究の醍醐味です。キーワードを元に書籍やWWWで検索していただければ,よりよく理解していただけると思います.

 
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