おわりに

いかがでしたでしょうか? たった3つの問題しか扱いませんでしたが, 良いアルゴリズムの巧妙さ,威力,難しさを感じていただけたでしょうか?

ソートや最短経路問題などのように,うまい(高速な)アルゴリズムが 作れるような問題もあれば,巡回セールスマン問題のように,問題の規模が 大きくなると真の答えを見つけることがほとんど不可能となるような問題も たくさんあります.

ここでは触れませんでしたが,巡回セールスマン問題のような難しい問題 に対して, 例えば,生物の「自然淘汰」の原理にしたがって,徐々に良い解を 産み出す「遺伝的アルゴリズム」,高温の液体を徐々に(うまく) 冷やしていくときれいな結晶構造が得られるという物理現象の メカニズムを解の更新に取り入れた「シミュレーテッドアニーリング法」, 量子力学(!)の現象を利用した新しいデバイス(素子)を前提にした 「量子計算」,等面白いアイデアが次々に提案され,実用化されています.

我々,上智大学理工学部機械工学科の管理工学講座では, 種々の「最適化問題」をとりあげ,それらに対するアルゴリズムの開発, 応用,理論研究を行なっています.

この分野は(他のどんな理工学系の分野もそうだと思いますが),

などが必要とされ,たいへんな面もありますが,良いアイデアで うまく解が得られた時,多くの人に役立つモデルの構築と解法 が開発できた時,等々嬉しい場面も多々あります.

あなたもこの学科で是非トライしてみませんか?

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