1.設立の経緯と歴史

 テクノセンターは、理工学部開設と同時に機械工学科の実験場と併設して、理工学部の研究と教育に必要な装置を製作するためと実習等による実学教育を行う機械工場として、1962年(昭和37年)にクルップ財団等の支援により設立されました。それ以来、理工学部各研究室の研究実験装置の設計製作や改修、機械工学科の実験実習の指導、設計製図科目の支援など、学内営繕への支援等、多大な貢献をしてきています。
 設立後、定常業務については機械工学科が中心となり運営を行ってきていますが、工作機械等の設備の老朽化が進み、その更新の必要性が高まりました。 その結果、研究教育等への支援を行う機械工場の重要性に鑑み、特に設備更新と運営等を検討するために1981年に理工学部内に「理工学部テクノセンター運営委員会」が設置され、また理工学部特別予算に設備更新等に必要な予算枠が計上され、設備更新が行われています。
 そして、物つくりの精神と知識を身に付けた技術立国日本を支える有能な人間を育てるとともに、理工学部各研究室への更なる高度な研究支援と学内各所への技術支援を行う体制を整えるべく、1992年(平成4年)にその名称を機械工場から「テクノセンター」に変更しました。 現在、数値制御工作機械をはじめとして、約40台の最新鋭機を有するセンターとなり、殆どの研究実験装置を外注することなく学内で製作できるだけでなく、依頼者が納得いくまで改良しながら最先端の研究装置を開発できるようになっています。 また、研究教育用の設備等の設計製作や設計製作に関する実地教育をはじめ、鳥人間コンテストやフォーミュラSAE(FSAE)等の学外のもの作りコンテスト参加のための制作支援など、学生の課外活動の支援を広範囲に活動を行っています。


2.運営組織


 現在テクノセンターは、テクノセンター長(教員)と機械加工技術、設計技術についての高度の専門知識と技能を有する8人のスタッフ(技術職員、1名の主任を含む)で構成されています。 またその運営方針は、テクノセンターに人事の発案を含む日常的な運営等を検討する「機械工学科テクノセンター委員会」によって検討されています。
 機械工学科テクノセンター委員会は9講座から各1名の委員とテクノセンター長およびテクノセンター主任から構成されています。 理工学部テクノセンター運営委員会は4学科・1研究所から各1名の委員とテクノセンター長およびテクノセンター主任から構成されています。 工作機械等の設備更新は運営委員会の審議で予算化されますが、高度な設備は価格が高騰しており、理工学部予算では新規導入が困難になりつつあり、企業からの多大なご支援とご理解によって更新が進められています。

テクノセンタースタッフ
   
築地 徹浩(センター長)、鶴岡 光義(主任)、濱出 武治、 高橋 久雄、 川辺 基巳、 三ッ泉 修、 成田 喜代美、
  峯岸 憲雄、 浜口 康彦


テクノセンターの組織図を以下に示します。



 
 





3.センターの業務と役割

 前述の組織表に示すように、センターの業務は研究・教育設備の設計製作等の支援と学生の実習教育と課外活動の支援です。 現在は主に機械工学科をはじめ理工学部の各学科、研究所の教員・学生からの依頼に基づき、実験装置の設計から、加工・組立までを一貫して行っています。 本業務では、依頼を受けると同時に設計サービスも行ってます。そこで、設計図面のチェックを行うことにより、現場で直接的に設計の指導を行うとともに、加工を考慮に入れた設計法なども指導しています。 また、加工の進行にともなう不具合点の指摘を含めて、随時依頼者と改良点を検討しながら、最終的には最適な研究装置を供給する体制をとっています。
 また、講義の一環として、学生にテクノセンターを見学させ、実際の工作機械の構造や、それらの加工機能、加工メカニズムを学ばせることにより、講義内容の理解を深めるとともに、卒業研究などで各自の実験装置等の設計をより的確に行えるよう指導しています。 さらに個別に機械加工の実習を実施するなど、もの作りの素養を育てるための教育を強力に推進し、機械工学科の機械工学実験、物理学科の実習およびSLOに対しても多大な貢献をしています。
 一方課外活動面では、鳥人間コンテストに参加するための機体の製作、最近は小型のレーシングカーを企画・製作するフォミュラSAEの活動において、レーシングカーの製作における複雑形状の部品等の製作など、強力な支援を行っています。
 上記のように、現在は主に理工学部の教員や学生の研究・教育活動の支援と、学生のもの作り等に関する課外活動の支援を主な役割としており、さらに施設部等の営繕活動への技術支援も行っています。




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